動画サービスを公開
マイクロソフトの「Silverlight」はクロスブラウザ、クロスプラットフォームに対応したWebブラウザ用プラグインで、さまざまな環境でリッチコンテンツを楽しむことができる。ヤフーは、Silverlight 2 Beta 2の公開によってDRMを技術活用した動画コンテンツの提供が可能となったとして、MLB公式サイト「MAJOR.JP」の動画サービスに採用。これまで視聴できなかったMacintoshでも動画試聴が可能となる。
「MAJOR.JP」では、Silverlight 2 Beta2で視聴可能な動画として、イチローの8年連続200安打達成や、松坂投手の2008レギュラーシーズンダイジェストなど、大リーグで活躍する日本人選手の名場面や珍プレーを多数公開する。
動画共有サービス(video hosting service)とは、音声付の動画をインターネットで無料で提供するサービス。ソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS) に分類される。通常ウェブサイトの形態をとり、動画投稿サイトなどともいうが、P2Pを利用したものなどもある。
1999年以降、高速大容量通信(ブロードバンドインターネット接続)が整備されるにしたがい、動画共有サービスはファイル共有ソフトと共に開始され、2006年までにかけて爆発的に普及した。現在、人気・知名度ともに最も高い動画共有サービスのウェブサイトは、アメリカのYouTubeである。
動画をアップロードするには、そのウェブサイトのアカウント取得を要することが多い。無料でアップロードできるウェブサイトもある。
アップロードされる動画が、ユーザーにとって有害でないかチェックするシステムや、ログインしないと見られない動画があるものも多い。しかし、そのような便利さの反面、著作権者の権利侵害などもあり、今後の課題となる。
ネット配信(ねっとはいしん)とは元々は単に広域ネットワーク(インターネットなど)を経由して価値のあるデータを求めるユーザーの元に送信するサービスを言う。WEB配信とも言われる。
しかし、近年ではマルチメディア関連のコンテンツのデジタル化が急速に進み、またネットワーク通信・メディア再生ともに機器の性能やインフラの整備が格段に向上した事から、高音質高画質の映像コンテンツデータをネットワークを通じて配信する事が可能になった。
こうした流れの中で、ネットを通じた映画の配信も行われるようになった。ただし、現在のところ、ネット配信されている映画の多くは、ネット配信を前提に製作された作品である。又、最近では昔のテレビアニメや韓国ドラマを有料配信するウェブサイトが増えてきている。
映画のネット配信は、ユーザーにとっては歓迎すべき状況だが、製作者側の立場に立ってみれば、まだまだ課題も多い。
課題としてよく挙げられているのが、著作権をどう守っていくかという事と、課金システムをどう整備していくか、である。 著作権保護の観点からいうと、ユーザビリティを高めつつ、違法コピーを防止する技術・法整備等(プライバシーの保護との兼ね合いが難しいが)の確立が急務である。また、課金システムについては、いまだ模索段階である。
2008年12月1日より、NHKが過去に放送した番組をインターネットで配信する「NHKオンデマンド」を開始し、今、改めて動画配信サービスが注目されている。またYouTubeやTSUTAYA DISCASなどが広まった結果、動画の視聴方法も変化してきている。このような状況の下で、生活者が「映像コンテンツをどのように視聴しているのか」「動画配信サービスをどのように利用しているのか」を明らかにするために、本調査を行った。
全国の15歳(中学生を除く)〜59歳で、この1ヶ月間に映像コンテンツ(テレビ番組、映画、音楽映像など)を視聴したインターネットユーザーを対象に調査を実施し、1000名の回答を集計した。実施期間は2008年11月7日〜9日の3日間。
(調査結果のポイント)
◆動画配信サービスの利用 無料利用のトップは「YouTube」が圧倒的
◆視聴動画のカテゴリ 有料は全て3%以下、無料のトップは「音楽」
◆満足度の高い番組カテゴリは、「バラエティー」「アニメ」
◆有料サービス利用の理由「好きな時間に視聴するできるから」がトップ
◆有料サービス非利用の理由「利用料金が高いと思うから」が8割
◆動画視聴方法 「TV」7割、「動画配信サービス」2割
◆動画配信サービスの利用 無料利用のトップは「YouTube」が圧倒的
動画配信サービスという言葉を認知していた人は、96%とほとんど。利用している人は73%で、利用者に動画配信サービスの利用状況を聞いた。
動画配信サービスの利用は、有料サービスは「Yahoo!動画(有料)」「DMM.com(有料)」「GyaO@ShowTime(有料)」がトップ。有料サービスの利用者は、各サービスとも3%以下と少ないのが現状。有料サービス利用者は、1か月当たり平均1700円を動画配信サービスに費やしている。(自由回答形式で回答した数値を平均して算出)
無料サービスのトップは「YouTube」が9割強と圧倒的多数。次いで、「GyaO(無料)」「Yahoo!動画(無料)」「ニコニコ動画」を利用している人が半数以上と多くなっている。年代別では、10代は「ニコニコ動画」を利用している人が77%と多く、会員登録型のサービスの中では利用率が高い。
動画配信サービスという言葉の認知経路は、「インターネットのポータルサイト」からが50%、「インターネットの記事」が45%と多い。
◆視聴動画のカテゴリ 有料は全て3%以下、無料のトップは「音楽」
動画配信サービスで視聴している動画を利用者に聞くと、有料サービスでは「映画(洋画)」「映画(邦画)」「アダルト」がトップ3。すべてのカテゴリにおいて、有料サービスの利用者は3%以下と少ない。
無料サービスでは、「音楽」が半数を超えて多く、次に「アニメ」(40%)、「ドラマ」(36%)と続く。
今春の改正放送法施行を機に、テレビ局が制作・放送した動画コンテンツのインターネット配信が本格化しそうだ。NHKによる「アーカイブス・オンデマンド(AOD)」と呼ぶ配信サービスが解禁され、膨大な番組資産をネットで流通させる道が開けるためだ。C-NEWSと日経産業新聞が共同で実施した「ネット1000人調査」では50%超が過去の放送番組の配信を希望するなど、潜在需要は大きい。
動画コンテンツの視聴方法で上位3つを聞いたところ、地上波のテレビ放送という回答が75%を占めた。一方で37%が「ネットの動画配信サービス」を挙げた。携帯端末向け地デジ放送ワンセグは18%にとどまったが、今後専用番組が増えれば上昇する余地がある。
ネット接続したテレビ向け動画配信の利用動向(複数回答)を聞いたところ、「GyaONext」が77%で首位。「GyaO」はパソコン向けサービスでも72%と「Yahoo!動画」の80%に次ぐ2位に付けた。民放キー局が運営するサービスは12%の「第2日本テレビ」を除けばいずれも3%前後と低調。
ただテレビ局が制作・放送した番組配信への期待は大きい。「ユーチューブ」に代表される動画共有サイトは計80%が利用していると回答するなど定着。消費者は質の高いコンテンツの供給源としてプロの制作者集団であるテレビ局に注目している。
番組のネット配信方法については、過去一週間前後と比較的最近放送された番組の配信を求める声が51%だった。NHKはこうした需要を踏まえ、年内にも始めるAODサービスで「見逃し視聴」を柱に据える構えだ。しかし53%は「過去の著名な番組」を希望。デジタル化と権利処理を済ませた過去番組を大量に確保できれば、番組配信市場が一気に立ち上がる可能性がある。
ネット上に登場するサービスに日本発「ニコ動」が参入。会員数はすでに350万人に達し、動画共有サービスとして世界初の黒字目前だ。
ユーチューブを超えた!?日本発、動画共有サービスでの強さは何か
グーグル、ユーチューブ、セカンドライフ……。インターネット上に続々と登場する話題のサービスに、また新たな事業者が加わった。しかも、それは珍しいことに日本発である。
「ニコニコ動画」(ニコ動)は携帯電話向けコンテンツ開発のドワンゴの子会社であるニワンゴが運営。巨大掲示板「2ちゃんねる」管理人の西村博之氏が取締役として参加している。2006年12月にスタートしたばかりだが、会員数は350万人で、平均利用時間はユーチューブの3倍の3時間14分を記録している。10月10日には機能のリニューアルと海外進出を発表した。
ニコ動はユーチューブのような動画共有サービスの一種で、自由に動画などを登録できる。しかし独特の機能がいくつかある。
まず、動画作成者以外でも自由に動画にコメントを挿入することが可能だ。テレビのバラエティ番組で、大げさな字幕が出ることがあるが、まさにあれだ。ユーモラスなコメントや辛らつなコメントが並び、それ自体がコンテンツとなる。しかも、誰でも自ら参加している感覚を楽しむことができる。
さらに動画の下部に、関連する商品へのリンクを提示する「ニコニコ市場」も独特だ。たとえば、子猫の動画の下に、子猫の写真集などを販売するページのリンクを設定できる。こちらも動画作成者以外の誰でも設定ができ、その商品が売れれば、紹介料が転がり込む仕組みだ。「負けたら切腹する」と宣言したボクサーの亀田大毅選手の試合画像の下に、模造刀の商品のリンクが設定されるなど、買い物を誘導するだけでなく、笑いを誘う仕掛けになっている。
冒頭に挙げたような外国発のサービスは話題先行で、実際には利用者数が伸び悩んでいるケースもある。日本では、2ちゃんねるに代表されるように、ネット草創期から利用者が参加し盛り上げていくようなカルチャーがある。ニコ動はその需要を拾い、動画という次世代に移行させる役割を担ったといえよう。
テレビ番組の無断使用など著作権問題や、アニメやゲームにコンテンツが偏っているなど、広く普及するには課題もある。しかし、現在、会員数は毎日2万人増え、年内には500万人を超えそうで、広告の掲載も急増している。
西村氏は早期の黒字化には否定的な発言をしているが、ドワンゴ側には「今決算期の早い時期での単月黒字化を目指す」(小玉誠一・ドワンゴ経営企画室副室長)との意見もある。ちなみに、動画共有サービスの黒字化はユーチューブすら実現しておらず、世界初の快挙と見られる。